Kyokai no Kanata

「ある一族」たった一人生き残った少女と存在しないはずの「半妖」の少年。 二人の物語。 半妖の少年、神原秋人はある日の放課後、屋上から今にも飛び降りそうな少女と出会う。 彼女の名前は栗山未来。 異界士の中でも特異な呪われた血を持つ一族の最後の生き残りだった。 変わらない部室。変わらない日常。変わらない世界。 そんな毎日を過ごすはずだった。 だが、一人生き残った少女と半妖の少年が出会ったとき――世界が一変する。